top of page

奈良、ならではのお話を。 〔第2号〕  

  ⇒ 知っているようで、知らない奈良。 今回は、法華寺のお話です。

1.はじまり


法華寺は、海龍王寺の西側のすぐ近くにあります。

法華寺は、橿原の藤原京から平城京に遷都になったことに伴い、時の権力者藤原不比等が邸宅として移り住んできたことに始まります。(もともと近くに有ったお寺は残し、後に海龍王寺となりました。)

海龍王寺が近くにあるわけですね。

さて、この藤原不比等の死後、娘の光明皇后(聖武天皇の皇后)が住み慣れた家を皇后宮(745年)としたことで、宮寺となりました。

仏教の普及に伴い総国分尼寺(別途に国分僧寺あります)となり、全国の国分尼寺を 統括していました。(総国分僧寺は、あの大仏さんで有名な東大寺です。)


ree


2.大和の三門跡尼寺の一つ


大和の三門跡(皇族・公家が住職を務める特定の寺)尼寺(法華寺、中宮寺、円照寺)の一つですから由緒ある寺院となります。

写真のように七堂伽藍が配置されていて、護摩堂、鐘楼、慈光殿等の建物は、優雅なたたずまいとなっています。


また、浴室(からふろ)、光月亭(古民家)と興味深い建物です。

※ 光月亭(古民家)で、ひとやすみなさるのもおすすめです。


ree


3.二つの庭園(華楽園、名勝庭園)


華楽園は散策しながら四季折々のお花が楽しめますが、蓮(ハス)は、紅色の縁取りがあり、特におすすめの様です。

京都の御所から移されたとする名勝庭園は、今は整備中でしたが、回遊式庭園です。        また、5月には杜若(カキツバタ)が見ごたえあるとの事です。


ree

※『花は心の食べ物』とも言われています。よろしければ会社の近くですので、足を運んでみては如何でしょうか。心が落ち着くたたずまいと思います。   

                                                                 2023.10.5 発信

 
 
 

コメント


bottom of page